株式会社きんぱら
バーズ゙アイメープル

神から与えられた自然の芸術品

木質素材の最高峰、バーズアイメープルはまさに銘木。大理石は言うに及ばず、その輝きはダイヤモンドにも劣らないとまで言われています。その魅力を言葉で伝えることは私にはとてもできませんので、ある研究者の論文をご紹介させていただきます。

序文
見るものすべてを虜にしてしまうバーズアイメープルの魅力とは何か? もちろん、その黄金色に輝く杢目の美しさと希少性、あるいはなんともいえない鳥の目のような模様の素晴らしさがバーズアイメープルの魅力ではあるが、あたかも灯りの下できらめく宝石のように、その輝きがどのようにして生み出されたのかという謎を解く手がかりはあまりにも少ない。
 

 
 その名の由来でもある際だった特徴―鳥の眼(バーズアイ)に例えられる小さな渦巻き模様は、シュガーメープルやハードメープルに見ることができる。メープルはやすらぎを与える木陰と上質の板材、そして芳醇な樹液(メープルシロップ)で知られる、北米を代表する広葉樹の一種である。バーズアイはメープルの生えているところならばどこでも見つけられるが、生育条件の厳しい北部に最も多く分布している。また、ごく稀にだが、ソフトメープルやイエローバーチ、アッシュ、パンデロッサパインなどの他の樹種でも見かけられることもある。その模様がでる理由は解明されていない。
 また、その美しい模様は単に自然の神秘というだけでなく、木材加工業者の努力の結晶でもある。バーズアイの丸太を年輪に沿って割れば、内側に向かって尖った円錐状の突起が現れ、その反対側にはそれに合った穴が見られる。そして、この丸太をツキ板として板目かロータリーカットに加工することによって初めてあの素晴らしい模様が姿を現してくれるのである。
 個々の目の大きさは針の先ほどの微小なものから25セント貨くらいのものまで様々であるが、一旦バーズアイが姿を見せ始めたら、形成層の成長と共に大きくなっていくことがわかる。たいていバーズアイはそのまま木の成長とともに形成されつづけていくが、時には丸太の表面から数インチ内側で止まっていることもあり、職人をがっかりさせることもある。

 

  
 

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